早春の尾瀬ヶ原に行ってきました♪ 【1】 [尾瀬]
5月27~28日で今年初めての尾瀬ヶ原に行ってきました。皆さんの情報どおり雪解けが遅れていて、山間部はまだまだ雪だらけでそれになのに新緑が始まっているという不思議な組み合わせ。 湿原の一部にも残雪が多く、龍宮小屋前にも少し残り、見本園や赤田代はまだ全面雪でした。ほかの湿原はすっかり溶けて水芭蕉やリュウキンカが咲いています。水芭蕉は霜焼けがなくてどれも白くて綺麗でした。
スミレ類はまだまだほとんど出てなくて極僅かに見た程度です。今週末くらいから目につくようになるでしょう。 そして、尾瀬ヶ原全域でワタスゲがとても多く出ていまして、今年は当たり年になりそうな予感です。 ヨシッ堀田代はかなり密集して出てましたし、竜宮十字路~ヨッピ橋間も特に多かったです。
まだすべて画像チェックしてないので、とりあえず鳩待峠~山の鼻間の様子と初日の写真を少し速報的にアップします。 のちほどここに写真を追加する予定です。
【機材: K-5IIs 17-70mmF2.8-4 DC MACRO HSM [C] / W60】
↓↓ こちらは日曜日に撮影しました。 初日は朝から小雨、晴れ、その後終日ガスガスで夕焼け、星空、朝焼けも無かったです。数日こんなぐずついた天気が続ていたようです。ご覧のとおり尾瀬ヶ原中心部は残雪はありません。
↓↓ 鳩待峠からスタートすると道沿いには残雪が豊富です。カエル岩と呼ばれる大きな岩のところまでは基本的に除雪されていますので安心ですが、足元は水が流れたり濡れていたりするので要注意です。除雪されているところでも片道通行の箇所もあり週末は大渋滞になることも予想されます。
↓↓ 階段や坂道などは綺麗に除雪されています。
↓↓ 雪解け水で沢は水量が多いです。流れに見とれていると落ちますので気をつけましょう! また、この橋の近くは木道に雪が残ってましたので気を付けてください。
↓↓ 下に川が見える長い階段下から先は基本的に残雪豊富で踏み抜きに要注意ルートになります。
↓↓ テンマ沢湿原もまだ雪が多いですが溶けた湿原は水芭蕉が見ごろでしたがシカの食害も目立ちます。
↓↓ 雪のある時にしか行けない場所の沢地の群生も見ごろです。そろそろ雪が緩んできてますので、近くまで行くのが難しくなりそうです。
↓↓ 山の鼻の研究見本園もほとんど雪で覆われています。
↓↓ その見本園の奥ではアカシボが最盛期でした。 このアカシボ、日曜日には雪解けとともにすっかり消えてましたのでいい時に巡り会いました。今年はアカシボは少ないそうです。
↓↓ 上田代に入ると雪はありません。 雪解け水で尾瀬ヶ原湖になる個所も一番いい時は過ぎてましたが、前日までの雨と融水でなんとか尾瀬ヶ原湖の残り物にあずかれたようです。ガスガスだったのがこのとき2時間ほどだけ晴れてくれました。
↓↓ 青空と残雪抱く新緑の山が水面に映り込んで美しかったです!
↓↓ 新緑が水面に映って美しいです!!
↓↓ 燧ケ岳は中腹だけしか姿が見せませんでしたが、これはこれでカッコいいですね。 それにしても天気悪いのに人が多くて思うように撮れませんでした・・・
↓↓ 尾瀬ヶ原湖に浮かぶ橋のようですね。そこをボッカさんが続々と歩いてきました。荷揚げで一番忙しい季節です。
↓↓ 中田代に入る頃には燧ヶ岳はすっかり雲の中でした。さらに至仏山にも急激にガスが掛かり始めます。
↓↓ 下の大堀川沿いには水芭蕉が最盛期でした。増水で湿原の高さまで増えてました。
↓↓ 下の大堀川の有名ポイントですが、増水で水没してしまってました。至仏山も見えなくなり中州の水芭蕉も水没では絵になりません・・・ これ目当てで来たカメラマンも数枚撮ってすぐに立ち去ってました。
↓↓ すっかりガスガスで細かい霧雨が舞う状況です。 カラコギカエデの曲がり角付近も長沢から流れ込んだ水で第2の尾瀬ヶ原湖のようになってました。
↓↓ 龍宮小屋前にはまだ残雪が残ってました。
↓↓ 午後は段吉新道のブナ林へ散策。新緑と残雪の組み合わせを狙ってみましたが、如何せん青空が無いと新緑も映えませんね。
↓↓ 三条の滝ルートは残雪豊富で危険なため当面通行止めになってましたが、凄まじい水音が気になって、ちょっと行ってみましたが、確かに残雪が多くて道は完全に埋まってます。目印も無くGPSを頼りになんとか階段のところに移動。幸い階段は雪は付いてなかったです。そして展望台の岩場にも雪は無しでした。轟音の平滑ノ滝は名前の由来になった一枚岩を静かに流れる普段のイメージはなく荒れ狂う濁流でした! 雨と雪解け水で一気に増し増しになってます。
↓↓ 霜焼けしていない水芭蕉が多くて綺麗です。また全体的に今年は小ぶりのような気がします。
↓↓ リュウキンカも咲き始めました。 竜宮付近が多く咲いてます。
↓↓ こんな感じのワタスゲの花のかたまりが多いです。また普段あまり出ないようなところにも出ていましたので今年は当たり年の可能性が高そうです。
★次回は2日目です。やっと好天となった尾瀬ヶ原を満喫でした。
2017-05-29 10:46
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コメント(5)
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まだこんなに残雪があるのですね!
尾瀬ヶ原湖 水芭蕉 リュウキンカ・・・懐かしく拝見しました。
私も行きたい!羽がほしいです!!
オコジョはまだ白いのでしょうか?
残雪時期のオコジョ情報はありませんか?
by こいちゃん (2017-05-30 04:46)
こいちゃん
この時期の山間部は雪が残るのは普通ですがそれにしても多いです。4月の気温が低く融雪剤の役目もする黄砂が少なかったのが雪解けが遅かったの原因のようです。
オコジョはたぶん夏毛に変わる変わり目で「まだらオコジョ」でしょうね。龍宮小屋の小家主さんがGWに真っ白なのを見たと言ってました! 白いオコジョが見たいですね~!
by てばまる (2017-05-30 09:23)
やはり残雪が多いですね。霧の中の水芭蕉は、まさに「夏の思い出」の情景そのもので風情がありますね。残雪と新緑の組み合わせも良いです。
近年、尾瀬病が寛解の状態にありましたが、これを見たら、とたんにまぶたがピクピクし始めました。そして、ワタスゲ当たり年かも情報で一気に心がぐらつきました。これで発症しなければ病気は克服ということで。
by 鉄まんアトム (2017-05-30 09:54)
はじめまして。ののかと申します。大分県で、湯布院やくじゅうの野山を歩いていましたが、2012年から尾瀬に魅せられて毎年何度か通っています。てばまるさんのブロクは以前から拝見させていただいていましたが、今回、はじめてコメントを書き込んでいます。
私も同日、尾瀬にいました。お写真から考えて、たぶん…てばまるさんとあまり変わりない時間に前後を歩いていた時もあるようです。(笑)
今年は雪が多いですね…。雪に慣れていないので、かなり歩くのに苦労しました。でも、やっぱり尾瀬は素晴らしいですね。今週末もまた尾瀬に行きます^^
ブログ楽しみにしています。
by ののか (2017-05-30 10:53)
鉄まんアトムさん
霧の中の水芭蕉もなかなか良いですね、ただゆっくり撮ってると細かい水滴がレンズに付くので困ってしまいますがこういう時にしか撮れない情景ってありますよね。
ワタスゲは東電小屋のベテランスタッフの方も言ってましたが当たり年になりそうだとのことなので、私が見たあちこちのワタスゲの多さはその可能性を裏付けると思います。是非予定組んでください!(^-^;)
ののかさん
初めまして。九州の方なんですか? 九州の山も面白そうですがなかなか遠くて行けません。
同じ週末に尾瀬入りしていたのですね。今年はちょっと例年より水芭蕉も花も遅いようですが、今週末も入るのでしたらかなり増えていると思いますので楽しみですね。
by てばまる (2017-05-30 20:00)