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スーパームーンとアルデバランの食 [天体写真]

 11月14日は、68年ぶりの大接近というスーパームーンでしたが、生憎の曇り空で見えませんでした。しかし、翌日も数十㎞ほど遠のいただけで、スーパームーンといってもいい状態でしたので、撮影しました。比較する満月がないと大きさがわかりませんが、ひとまず抑えることは出来ました。

 そして16日未明にはまだまだ大きな月におうし座の1等星アルデバランが月に隠されて出てくるという星食が見られました。あまり撮影したことが無かったのですが、今回頑張って撮影しましたが、風は強いしほぼ真上という悪条件で、ビシッとは撮れませんでしたが、何とか撮影は成功しました。今回は自宅のベランダにカメラを設置、窓から覗きながら撮影出来たので、それほど寒い思いもしなくて助かりました。

【機材: K-5IIs SIGMA 135-400mmF4.5-5.6 APO / Nikon P510】 ※月の画像は大きくトリミングしてあります。

↓↓ まずは、11月15日 午後22時ころの満月です。 14日のスーパームーンの時の地球との距離は「356747km」。 15日は「356795km」で、僅か50㎞ほど遠ざかっただけです。17日には一気に2000㎞も遠ざかることを考えると立派なスーパームーンと言ってもいいでしょう? (F5.6 1/250 iso200)

IMGP1074s.jpg

↓↓ そして、11月16日未明、午前2時23分~3時27分(東京)におうし座の一等星、アルデバランの食です。月とアルデバランの位置関係は下のようになってます。 アルデバランは冬のダイヤモンドを形成する1つです。

Img_5752a.jpg

↓↓ 午前2時過ぎに撮影したものです。1等星とはいえ満月の明るさにはかないませんので露出が非常に難しくて試行錯誤、四苦八苦して撮影してます。しかも風や大気の揺らぎもありなかなかシャープにとらえれなくて最終的には妥協しました。 アルデバランを出すために月は露出オーバーになってます。  (F16 1/125 iso400)

IMGP1113s.jpg

↓↓ 東京での潜入時間が近づきアルデバランも大接近してきます。 (2時21分28秒 F5.6 1/180 iso280)

IMGP1154s.jpg

↓↓ さらに接近、もう半分入ってるかも? 月は見えてる縁が実際の縁では無いし凹凸があるので明るい部分に接して無くても食状態になってます。 (2時22分08秒  F5.6 1/250 iso200)

IMGP1164s.jpg

↓↓ そして、約1時間後に隠れていたアルデバランが出てきました。 出現時はちょうど風が吹いて長い望遠レンズは微妙に揺れてまったくピントが合わず、この写真は、Nikon P510で動画撮影したのからキャプチャーしましたが、露出や揺らぎの関係もあり出現の瞬間は判らずで、最初にキラリと光ったのがこのカットでしたが、見えない縁を考えると出た直後かもしれませんが時間は不明です。 (Nikon P510)

Image1s.jpg

↓↓ こちらは望遠レンズです。 ゆっくりと離れてゆきました・・・   (3時27分58秒  F6.7 1/250 iso200)

IMGP1186s.jpg






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senda

こんにちは。

深夜早朝の撮影お疲れ様でした。
星食は撮影した事が無いので興味深く拝見しました。

星食ついでですが、現在阪急の皆既日食ツアーのパンフを
請求しています。4日間ツアーがあり、現在各社で発表されている
ツアーでは最短でしょうか?
価格が大いに心配ですが・・・。
今のところ行けるかどうか分からないので、半分冷やかし請求です。
(^^;
by senda (2016-11-16 23:01) 

てばまる

sendaさん
 0時くらいから仮眠してから挑みました。撮影終わって4時くらいにまた寝ましたがやはり寝不足ですが、何とか撮れて良かったです。
 北アメリカ日食のツアーがいろいろ出そろってきましたが、短期間でもバカ高いので私にはもう手が出せません。長生きして2035年まで待つしかなさそうです(^^;) 
 
by てばまる (2016-11-17 14:25) 

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