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ラスト尾瀬 【2】 [尾瀬]

 ラスト尾瀬?の続きです。 陽が昇ると霜はどんどんと溶けて無くなってしまいました。 カメラマンも早くも下山する人もいて帰って行きますが、こちらはまだ時間もあるしお腹も空いたのでゆっくり朝食をしてから、もう少し散策してみようと歩き出しました。中田代は三つ叉分岐付近が木道工事中で、やはりまだ途中までで終わってません。このため各橋板が外されてなく難なく渡れました。これはラッキーでした。雪が乗った鉄骨は怖いですからね・・・

 その木道工事現場では、廃材の搬出作業に頻繁にヘリコプターが飛来して鳩待峠に運んで行くので絶えずヘリの音がしていました。雪もドンドン溶けてしまいました。 あまり撮る物もないので下の大堀川のビューポイントまで行って往復して下山しました。ちょっと贅沢ですが、早朝の素敵な光景を見た後では、少々物足りなくなってしまいます(^-^;) でも、久しぶりに見た新雪の尾瀬ヶ原を見れて今年の尾瀬を締めくくれるのは気分的にも良いですね。 出来たら稜線のクリスマスツリーも見たいですが・・・

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4 DC MACRO HSM/DA50-200mm F4-5.6/W60】

↓↓ 恒例の? 雪だるまを作ってみました。

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↓↓ 三つ叉分岐付近は木道工事中で、まだ全部終わってませんでした。なんかもう資材が散乱して踏み跡だらけですし特別保護区の作業現場じゃ無いですね。環境省なり財団なり誰かしっかり作業現場を確認した方がいいと思います。 ちなみに以前もそうでしたが並行するようにずらして新しい木道が作られてます。

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↓↓ 廃材搬出のためのヘリが何度も何度も鳩待峠を往復して飛んでいました。

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↓↓ ここの池塘も凍ってました。

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↓↓ 遙かに龍宮小屋。前日まで小家主さんがトイレ管理のため居残ってましたが、もう無人です。

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↓↓ 定番ポイントも新雪です。でもピーカンだとちょっと面白みが・・・ もっと積雪があれば面白いでしょうね。

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↓↓ ビューポイントからのいつもの風景。また来年、水芭蕉が咲く頃に来たいですね。

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↓↓ 上空を見ると2羽の鳥が飛んでました。低空はトビです。 草が枯れて隠れる場所が減るので小動物とか見つけやすくなるでしょうね。

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↓↓ トビよりさらに上空を飛んでいたのがこれ。たぶんオオタカだと思います。

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↓↓ 上田代の池塘に浮かぶ浮島も雪化粧。朝よりかなり減ってます。

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↓↓ 池塘に張る氷ですが、どうやったらこんな幾何学模様になるのでしょう? 自然の芸術ですね。

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↓↓ 天然カラマツの黄葉がまだ何とか見られました。

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↓↓ 拠水林の天然カラマツの大木。黄葉と至仏山の新雪が初冬の雰囲気を醸し出してます。

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↓↓ テンマ沢湿原では雪の上に顔を出す水芭蕉の冬芽がありました。冬の間に力を蓄えて来年の春に真っ白な花を咲かせてくれることでしょう。

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↓↓ 冬枯れの森を通って今年最後の尾瀬ヶ原から下山しました。

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↓↓ ラスト尾瀬です。

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ラスト尾瀬 【1】 [尾瀬]

 11月3日は尾瀬では雪の特異日の事が多く今年も夕方から本格的な降雪となり尾瀬ヶ原では翌朝までに10㎝ほど積雪したようですがあいにくの平日。極一部の方は素晴らしい景色を見たそうで羨ましい思いでした。 バスも無くなり自力ではいけないので尾瀬仲間のAquaさんと急遽連絡を取り合い土曜日に行くことに決定し行って来ました。

 途中で追突事故を目間前で目撃するというとんでもハプニングもあり激びっくぽん!! 途中仮眠してから無事に鳩待峠に到着。すでに沢山の車が来てました。みなさん雪目的でしょうか? 満天の星空の中を山の鼻に下りますが、雪が凍ったりして注意しながら下りました。そのまま上田代へ移動。湿原にもたっぷりの雪が積雪し木道にも少し溶けたとはいえ5㎝くらいあります。すでに踏まれているので歩きやすいです。満天の星空を撮影しますが、続々とカメラマンがやってくるのでライトが邪魔で思うように撮影出来ずでした。

 そして、夜明け! 明るくなるにつれて雪景色の素晴らしい光景が現れました。日の出直前の気温はマイナス10℃! 木々にも霜が付いてて大霜でした。大霜+新雪ですからより美しい光景となり、光が差し込むともっと美しさも際立ち、撮影しまくりとなりました。

 日帰りですが写真も多いので2回に分けて掲載します。 本格的な雪も見れたのでラスト尾瀬です。もしアヤメがあるとしたらそれは番外編ということにします。 Aquaさんありがとうございました。お疲れ様です。

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4 DC MACRO HSM / DA14mm F2.8】

↓↓ 満天の星空の尾瀬ヶ原。冬の星座たちが至仏山の上空に広がります。久しぶりに14㎜を使いましたがやはりK-5との組み合わせでは青色のにじみ強く出ます。(ISO1600 30秒)

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↓↓ 燧ヶ岳と北斗七星を撮っていると、タイミング良くISSが通過しました。 (ISO1600 30秒)

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↓↓ 大池塘に映る星を入れて撮影。ISO400にして約5分の露出ですが、それでも水面の星は映りにくいですね。

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↓↓ マイナス10℃に耐えながら待っていると次第に至仏山が色づきます。太陽の光では無く、夜明け直前に見える大気層の色づきが雪によって反映されている色づきです。雪があっての光景ですね。モルゲンロートも美しいですが、これも秀逸です! ビーナスの帯も見られました。

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↓↓ 上田代の定番のポイントです。もうかなり雪が踏まれているのが惜しいです。池塘はほとんど凍ってました。

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↓↓ 新雪と大霜が合わさって余計に白さが際立ちます。池塘に薄氷が張るのをみるのはかなり久しぶりです。

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↓↓ まもなく夜明けです。大池塘の例の場所には沢山のカメラマンが来ちゃって落ち着かないので、我々は周辺で撮影でした。

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↓↓ 明るくなると白さが際立ちますね。

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↓↓ そして、太陽が顔を出しモルゲンロートが始まります! 雪があるので余計に美しいです!! 感動と寒さで鳥肌たちます!!

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↓↓ 凍ってない池塘にキンクロハジロが1羽泳いでました。周りは白いのに赤く染まった山肌が映り込んで綺麗でした。

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↓↓ カメラマンの方がばらけだしたので、上の大堀川を越えて少し中田代へ行ってみました。光が差し込む光景が綺麗です。

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↓↓ カメラマンがいなくなった大池塘でじっくりと撮影。初冬らしい光景ですね。

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↓↓ ツンツン霜が光を浴びていい感じ。至仏山を背後に持ってきてみました。

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↓↓ 薄氷が張る池塘。日中にはほとんど溶けてしまいましたが、日中の気温が0度近くの日が続くと全面凍結になるのでしょうね。

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↓↓ 低木に付着した霜が逆光で輝いて美しいです!! 

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次回は、ピーカンの小春日和の尾瀬ヶ原散策などです。


初冠雪はいつ?? [尾瀬]

 尾瀬もいよいよシーズン終了間近ですね。龍宮小屋も27日泊で終わりです。 29日に桧枝岐小屋と長蔵小屋が終わればもう宿泊できる山小屋はありません。 

 今年は紅葉が遅れて、色づきも良くないまま終わってしまった感じです。 初雪もまだなく初冠雪もまだ観測されてません。 麓から見て白くなっているのが確認されないと初冠雪とは呼ばないそうなので、雲に覆われている間に溶けてしまった可能性もありますが、とりあえず至仏山や燧ヶ岳の初冠雪はまだです。 この週末に寒気が入るようで、このときに冠雪する可能性もありますが、しない場合は当面は寒気と雨がタイミング良く合わないのでかなり遅れることになりそうです。

 26日に富士山がやっと初冠雪を観測しましたが平年より26日、昨年より15日も遅いそうですから、尾瀬もかなり遅いかもしれません。ひとまずこの週末に注目です。

↓↓ 下の写真は2013年10月13日に撮影したものです。 まだ少し紅葉が残っているときでした。 大霜は先日見れたので、なんとか新雪を見て今年も終わりたいです。

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 少し積雪しそうならこの週末にラスト尾瀬で入ろうかと思ってましたが、予報では降りそうに無いのでダメですね・・・ 自力で公共交通機関で入れるのは11月3日までですので、3日に日帰りででもラスト尾瀬も検討したいです。

 その後は、11月7日に道路閉鎖になりそうですし、アヤメに行くにしても、もう他力本願ですので、行かれる方がいましたら用心棒に雇って頂ければと思います(^-^;)


秋の尾瀬を歩いてきました 【3】 [尾瀬]

 秋の尾瀬、3回目ですが、大霜と月夜の白虹の後では出すものに困りますので、スナップ的な写真も織り交ぜて掲載したいと思います。

 霜の撮影の後は龍宮小屋でコーヒーをいただき談笑してから見晴に戻ってテントを撤収、最初は平滑ノ滝までとも思ってましたが時間がないので八木沢新道へ少し入ってみましたが、紅葉は最悪の状態でした。落葉、黒ずみ、チリチリとダメダメ三拍子そろっていて見晴沼尻川橋で引き返しました。

 再び龍宮小屋で談笑してから尾瀬ヶ原を縦断して鳩待峠へ下山となりました。天気はすこぶる良いのですが周りの山の色づきはイマイチでした。尾瀬ヶ原ではあちこち木道工事をやってました。この工事も人が集まるところはすぐに直すけどそうでないところは何年たっても直さないというお役所ならではの仕組みになっているようです。

【機材: K-5IIs 17-70mmF2.8-4 DC MACRO HSM [C] / W60】

↓↓ 秋空に絹雲がでていい感じです。景鶴山の中腹の紅葉が一段と綺麗になりました。でも小家主さん曰くこれがピークだろうとのことでした。

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↓↓ 真っ青な秋空にそそり立つ燧ケ岳もかっこいいです。

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↓↓ 八木沢新道を見晴沼尻川橋まで往復しましたが、ほんとに最悪な状態でした。写真は橋の手前の門のようなブナがなかなか迫力あります。

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↓↓ 見晴で10月16日で営業を終える小屋は、原の小屋と尾瀬小屋さんでした。このうち尾瀬小屋さんのテラスではスリッパの虫干しをしていまして大量に並べられたのが面白くて撮影させていただきました。作業中失礼しました。

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↓↓ 龍宮小屋裏の拠水林内の川沿いの木道が危険な状態になってましたが、大きく迂回する形で新設されていました。かなり大胆ですね・・・ オニノヤガラは大丈夫でしょうか?? 

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↓↓ オオウバユリの実の殻ですが、なんだか食虫植物みたいに見えてしまいました(^^;)

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↓↓ カラコギカエデの曲がり角の小川にいつも集まってるアブラハヤたち。

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↓↓ 定番ポイントのシラカンバもちょっと勢いがなくなってきてるように見えますね。いづれ枯れてしまうかもしれません。

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↓↓ 落葉したダケカンバ。

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↓↓ 上田代。牛首山の紅葉も光が差していてもこの程度です。

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↓↓ 風渡る池塘。 天然カラマツも次第に色づいてきました。

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↓↓ 至仏山荘前の休憩施設がリニューアル中です。よく見るとテラスが出来ていました。テラス席が出来るのかな? 雨天時に逃げ込む場所が限られていたので、来期はここがメイン休憩施設になりそうですね。

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↓↓ 山の鼻~鳩待峠の間も紅葉はイマイチでしたが、このハトマチ沢付近から上はなかなか綺麗に紅葉していました。ちょうど西日が差し込んでくれたのでより綺麗に見えます。

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↓↓ 青空もすこしあると紅葉も映えますね。

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↓↓ 見本園の奥の工事も終わってあのベンチも復活していました。 ひのえまた小屋で購入したクロワッサンと龍宮小屋で購入した酵母パンで遅目のお昼を食べました。

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秋の尾瀬を歩いてきました 【2】 [尾瀬]

 土曜日の夜にはマイナス2度、既に霜が降りていて明朝は確実に本格的な霜になるだろうと予想してましたが、その前に今夜は満月、夜明け前の月の角度も丁度よく霧が出れば月夜の白虹が出るだろうと予想。目覚ましを3時にセットして眠りにつきましたが、0時を廻ると急激に寒くなりなかなか寝付けずでした。 3時過ぎに起きて出発。目指すは竜宮十字路付近です。普通の白虹が出やすいところはやはり月夜の白虹も出やすいと言うことで、原に出て歩き出すと、かなりの霜で月明かりでも湿原全体が白く見えていてびっくりです! 

 六兵衛堀を越えると案の定、霧が多くなりふと後ろを見るとなんとなく? 撮影してみると、おお!薄らと白虹が映ってるではないですか!! もうこれだけでも興奮でしたが、先を急ぎます。

 十字路までくるといい感じの霧が漂います。そして振り返ると、おおおおお! 肉眼でもハッキリ見えるくらいの月夜の白虹が龍宮小屋を囲むように見えていて興奮もMAX! とにかく撮ろうと撮影。 燧ヶ岳も入れたいのでヨッピ方向へ進みますと一段と濃い白虹が出現です! 興奮度120%で、こんなに見えるなら小家主さん叩き起こして見せてあげたいと思ったくらいですがやめました(^-^;) 白虹はだいたい30分くらいは薄く濃く見えていたと思います。

 そして、夜が明けるとほぼ大霜!!  初めてイモリ池で霜のある夜明けの撮影となりました。 久しぶりの大霜に興奮しつつ手当たり次第に撮った感じでした(^-^;)  霜だけで300枚くらい。写真をいろいろ選別したのですが、多くなったので今回は白虹と霜の写真だけにしました。

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4 DC MACRO HSM / DA14mm F2.8】

↓↓ 午前3時半にはもう湿原がびっしりと霜で覆われていました。月明かりで霜がキラキラと輝いてとても神秘的な光景です。ちょっと2分割構図になってしまったのが悔やまれます。 小さい画像ではわかりづらいですが、虹色の光点があちこちに光っていて元画像で見るととても綺麗です。

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↓↓ そして久しぶりに見た月夜の白虹です!! 常夜灯がついた龍宮小屋とうっすらと燧ヶ岳が虹の中に入りました。星も少し見えているのでこれが夜だという証拠になります。

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↓↓ 霧が濃くなると虹も濃くなります! このときはほんとに普通の白虹並に肉眼でもハッキリ見えてました。ちょっと二重ぽくなってますね。 今回はISO800で撮りましたが、やはり拡大すると荒れてますから大伸ばしにはちょっと辛い感じです。出来たら100~400で撮りたいですが、露出が長くなり霧が重なりすぎてハッキリ出なくなるかもしれませんのでチャレンジしませんでしたが、何枚か撮っておいた方が良かったかと今になって後悔してます・・・ でも、久しぶりに見て撮れたので嬉しいです!

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↓↓ 明るくなり始めると、湿原が真っ白なのが判ってきてこれまた興奮度100%越えます!! 

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↓↓ 葉っぱにも霜が育っています。ツンツンした状態は強い霜という現れですね。このときの気温はマイナス7度でした。

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↓↓ 白虹の中に燧ヶ岳をすっきりと入れたくてかなりヨッピ方向に来たのですが結局入らずで、そのままイモリ池までやってきて日の出を迎えました。霧が濃かったので予定より10分くらい遅い日の出ですしたが幻想的な光景となりました。

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↓↓ 朝陽で輝く霜が美しすぎます!! どこをどう切り取ればいいのか迷ってしまいます。他にも2人のカメラマンがいたので自由に動くことが出来なかったのですが、刻々とかわる光景にもう三脚で構えて悠長に撮ってる場合ではございません、手持ちにしていろんな場面をひたすら撮ってしまいました(^-^;)

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↓↓ やっと燧ヶ岳も姿を見せますが、太陽は随分と上がってしまいました。

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↓↓ 拠水林の木の上の方まで白くなっているので大霜の定義には当てはまりますね(^-^)/ 数年ぶりに巡り会えた大霜です!!

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↓↓ 見たいものがあるのでイモリ池をあとに急ぎ足で戻ります。木道はシャリシャリするくらいの霜で何度も転びそうでした(^-^;) それにしてもこの光景には何度も足が止まりました。

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↓↓ 急いだのは、普通の白虹が見たかったからです。でも、モヤは急速に消えてしまいまして、こんな薄らとしか出ませんでした。小家主さんの話しでも出なかったという話ですが、一時的には出たかもしれません。これがあったのでイモリ池か十字路かちょっと迷ったのですが・・・ まあ、薄いのは見れたので良かったです。

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↓↓ 太陽が昇り青空が広がってきますと、霜も溶け始めるので時間との勝負ですが、いったん通り過ぎましたが、この木と至仏山が気になったのでしばし撮影してしまいました(^-^;) 

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↓↓ 十字路からヨッピ方向。まだまだ霜だらけです! 

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↓↓ 龍宮小屋付近も大霜!! 

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↓↓ 蜘蛛の巣も霜でそのまま凍り付いてる感じでした。

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↓↓ ミヤマアキノキリンソウでしょうか? 花殻にまとわりついた霜が綺麗です。まさしく「もう一花咲かせました」という感じですよね。こういうのを撮ってると枚数がどんどん増えてしまいました(^^;) 

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↓↓ 青空と霜の付いた枝がいい感じです。 それにしても2日連続の大霜となったようですが気温的には日曜日朝の方が寒かったようです。数年ぶりに大霜見たのであとは新雪の尾瀬を見て今年もしめたいですね。

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↓↓ 太陽がどんどん高くなり急速に霜が溶けてしまいます・・・ 草型に霜が残っていたのが面白いです。

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【3】に続きますが、白虹と霜をこれだけ出したら、あとはしょぼくなりますね・・・(^-^;)


秋の尾瀬を歩いてきました 【1】 [尾瀬]

 秋の尾瀬歩き、本当は3連休の予定でしたが、あいにくの天気だったのでやめて延期。晴天が確実の15~16日に尾瀬沼、尾瀬ヶ原と歩いてきました。コースはオフ会の時とまったく同じですが、1か月もたつとすっかり秋の様相ですね。ただ9月の日照不足や雨の影響もあり黄葉はいまいちでした。部分的には綺麗なのもありましたが良くないですね・・・ くすんだ感じですし傷みも激しいです。 天気に助けられて漸く輝いている尾瀬の紅葉です。 そのわりには600枚以上もバチバチと撮影してしまいまして昨夜は頑張りましたが、半分ほどチェックして眠くて眠くてバタンキュウでした(^^;)

 今回の収穫はなんといっても、久しぶりに見た月夜の白虹です。肉眼でもはっきりと見えるくらい完璧なものでした。そして翌朝のほぼ大霜には興奮してしまいました。何から手を付けたらいいかわからないくらい美しい光景でした。そのあたりは次回にするとして、まずは初日の写真をザックリと20枚ほどアップします。

【機材: K-5IIs 17-70mmF2.8-4 DC MACRO HSM [C] / W60】

↓↓ 一ノ瀬~岩清水間はまだこれからという感じですが、やはり傷んだ葉が多くてときおりこうした綺麗なところがあると嬉しくなりますね。

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↓↓ オオカメノキの紅葉。赤と黄色の染まり具合が美しいです。

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↓↓ カエデの色はほっとさせてくれます。

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↓↓ 十二曲りの黄紅葉。まだこれからなのかもしれませんが、葉っぱが傷んでいたりして全体的にくすんだ感じに見えます。

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↓↓ 良い時だとほんとに黄金色の森になるのですが色つきが悪いですね。 それでも光がくるとそれなりに輝きますが・・・。

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↓↓ 三平峠を見下ろすビューポイント。今日は青空が広がっているので湖面が青くきれいです。

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↓↓ 釜っ堀湿原から燧ケ岳。元長蔵の紅葉がやはりイマイチでした。

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↓↓ 湿原にはリュウキンカの狂い咲きがありました。

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↓↓ 元長蔵からの三本カラマツ。色づき始めたようですがピークは今週末くらいかな?

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↓↓ ナナカマドと燧ケ岳。ナナカマドもチリチリしてもう落葉です。

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↓↓ 林の中に差し込んだ光でマイズルソウの実がキラリと輝いていました。

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↓↓ 森を伐採した工事現場はすっかりと整地されてここに森があったという痕跡はなく我々の記憶の中だけになりました。重機も片隅に移動され、今年の工事はこれで終わりだそうです。また、新遊歩道も当初の勢いとは裏腹に施工計画が滞っているようで今年度中の工事はないとのことです。ひとまず今年はこれ以上の惨状をみなくて済みそうです。このまま滞ってくれると嬉しいですが・・・ 

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↓↓ 大江湿原の草紅葉も終盤かな? 周りのダケカンバも色づかないうちに茶色くなり落葉はじまってます。

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↓↓ 沼尻の池塘のヒツジグサも一段と赤くなっているようです。風もなく燧ケ岳が映っていました。

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↓↓ 沼尻湿原の池塘でみつけた「尾瀬まりも」。 カンテンコケムシが越冬するときに集まる塊といわれてますが、どうも違う見解も出ているようです。 浅い池塘で近かったので水中から撮影してみました。

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↓↓ ガツガツ歩いて見晴に15時半に到着。すぐにテント設営して尾瀬ヶ原に出るとすっかり陽は傾いてしました。秋は早いですね~ 雲間から落ちる光のカーテンとアシの穂がキラキラと光り綺麗です。

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↓↓ どんどんと陽が落ちてゆき湿原を照らす範囲も狭まってゆきます。一日が終わる情緒的な光景です。

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↓↓ 陽はさらな落ちてついに山陰に消えてゆきます。あまり雲もなかったのですごい夕焼けにはなりませんでしたがオレンジ色の空が秋らしい印象でした。ここでもアシの穂を絡めて写してみました。

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↓↓ 今宵は満月直前の大きな月が一晩中出ている月夜です。星はポツポツしか見えませんが月明かりが湿原を柔らかく照らして幻想的でした。龍宮小屋に遊びに行く途中でいろいろと撮影しました。

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↓↓ 六兵衛堀。ほとんど葉が落ちた拠水林に月光が差し込みいい感じでした。 川に少し月が写りこんでましたが下がると見えなくなるのでギリギリに入れてみました。

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↓↓ 六兵衛堀から至仏山側もなかなか幻想的です。 夏なら熊が怖いですが、この時期は食べ物がないので出てくることはほとんどないです。ただ近くでシカがヒィーンと鳴いてびっくりします(^^;)

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↓↓ 小屋でたっぷりと談笑して21時過ぎに帰り道、もううっすらと霜が降り始めていました。この時の気温は-2度でした。明日の朝は間違いなく本格的な霜だと確信しました!!

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次回、神秘の白虹と大霜編です!


新聞投稿 [尾瀬]

 3連休は尾瀬入り予定でしたが、土日の天気が悪いので来週末に延期しました。しかし、入山した方の現地報告では紅葉はかなり遅れているとのことです。やはり最大の目的の紅葉がダメだとちょっと萎えますからね~ 週明けには寒気も入ってくるので来週末くらいの方がいいのではという感じです。尾瀬沼の理不尽な再整備工事の進行状況も気になります・・・ その工事は尾瀬好きなら誰もが気にしていて憤りを感じていましたが、尾瀬仲間の鉄まんアトムさんがやってくれました! 東京新聞に投稿してくださり10月6日に掲載されました。我々の想いがここにありますね。 全国紙ではないですが、この記事を読んでくださった方が多ければ何かムーブメントが起きるかもしれません。 この記事を見て尾瀬関係者も黙認しないで何か行動を起こして欲しいものです。今ならまだビジターだけで済みますから!

↓↓ 素晴らしい記事です! アトムさんありがとうございます(^-^)/

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私も何か投稿してみようという気になりました。でも採用されないとだめですから・・・でも、何かしないと気が収まりませぬ!!


初秋の尾瀬&尾瀬オフ会 【3】 ~動植物編~ [尾瀬]

 初秋にもなると咲く花の種類はぐっと減りちょっと寂しくなります。それでもこの時期の主役であるエゾリンドウやゴマナ、ミヤマアキノキリンソウ、ウメバチソウは湿原のあちこちで咲いていて草紅葉で色あせた中に文字通り花を添えてくれます。 エゾリンドウが咲き終わるといよいよ尾瀬は本格的な秋へと移ろうのです。今回は久しぶりにシロバナエゾリンドウやホソバノツルリンドウも見ることが出来て花好きとしては収穫のあった尾瀬でもありました。

 前回の晩夏の尾瀬と重なる花もありますが、いくつか選んで掲載しました。 また、鳥や昆虫も少しアップしてみました。そういえばもうイワツバメもほとんど飛んでませんでしたね。

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4 DC MACRO HSM/Nikon P510】 

※小さい縦アングルの写真はクリックで大きくなります。

↓↓ ミヤマアキノキリンソウ

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↓↓ 【左】 オヤマボクチ  【右】 オオニガナ、尾瀬ヶ原での個体数はかなり少ないです。

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↓↓ 【左】 オクトリカブト、透過光で撮って見ました。  【右】 ジョウシュウトリカブト、白に淡い紫色のトリカブトですが個体数は少ないです。

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↓↓ 草紅葉が始まった湿原に咲く、エゾリンドウ。

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↓↓ シロバナエゾリンドウ、 久しぶりに見ました。尾瀬ヶ原で知ってるのはもうこの1株だけです。 刈払いには細心の注意をしていただきたいです。

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↓↓ 実は、尾瀬の湿原にはエゾリンドウとホロムイリンドウが混在しているのですが、ビジターでもホロムイリンドウの事は説明してませんのです。両者の違いはエゾリンドウは葉の幅が広く、ホロムイリンドウは8㎜以下と細いという点で区別するようですが、中間的なものもあり判別が難しいです。 今回、明らかに細い葉のを見つけたので、これはホロムイリンドウでは無いかと思います。写真を見比べてみると明らかに葉の幅が違いますよね。 

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↓↓ 【左】 ゴマナ、初秋を代表する白い花ですね。  【右】 晩夏から咲いているウメバチソウ

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↓↓ 【左】 ホソバノツルリンドウ、数年ぶりに見ました。全滅したかと心配してましたが残ってました。ただし、まだ1番花が蕾なのでこれから咲いて見頃になります。  【右】 テングノコヅチ、 ツルリンドウは巻き付きますがこちらは地面を這います。

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↓↓ 秋はキノコの季節です、林床にはいろいろなキノコが出てましたが、名前がよく分からないので、種名は割愛して掲載します(^-^;)

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↓↓ 少し生き物も掲載です。 まずはアオサギ。

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↓↓ ヒョウモンチョウの仲間

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↓↓ キアゲハの幼虫。

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↓↓ エゾリンドウにやってきたマルハナバチ。 この時期は花が少ないのでよく見かけます。 それにしても光の加減で随分紫色の出方が違ってきてホワイトバランスが難しいですね。

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初秋の尾瀬&尾瀬オフ会 【2】 ~尾瀬ヶ原編~ [尾瀬]

 尾瀬沼の惨状をこの目で見届けたあと、足早に尾瀬沼北岸を歩き沼尻、白砂峠、段小屋坂を駆け下り尾瀬ヶ原へ抜けました。 それでもちゃんと花とか道中の景色とかしっかりと撮影してしまうのはカメラマンのサガですね・・・(^-^;) 山歩き専門の人なら殆ど何も撮らないで駆け抜けるのでしょうが、そんなもったいないことは私には出来ませぬぬ(^-^;)

 天気がいいのに急いでいたこともあり日焼け止めを塗らなかったので帰宅後はヒリヒリしてました(^-^;) オフ会会場の龍宮小屋にはもう皆さん集まっているかと思いましたが、そうでもなくて幹事としてはホッとしました。 

 夕焼けも無くゆっくり夕飯を食べたあとに恒例のオフ会で談笑して大いに盛り上がりました。 夜は生憎の薄曇りで満天の星空にはならずでしたがときおり現れる冬の星座が綺麗でした。 そして、朝も雲が多くダメかと思いましたが、ピンポイントだけでしたが刻々と変わるドラマチックな朝焼けが見れました。

 下山は殆どの方は鳩待峠で、オフ山ノ鼻会場?に泊まっていた病気療養中の和風さんをサポートしながらゆっくりと下山しました。おもったより元気そうで安心しました。

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4 DC MACRO HSM / DA14mm F2.8 / iPhone6】

↓↓ 尾瀬ヶ原下田代の草紅葉はまだ少し浅いかな? 

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↓↓ 遅い午後の太陽に照らされたヤマドリゼンマイがキラキラ輝いていました。 ちょっと葉の先の方が茶けて縮れてますね。

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↓↓ オフ会の様子はここではやめておいて、皆さんが持ち寄ったお菓子を撮影。このオフ会の恒例ですね。各地の名産?のお菓子を頂けるのはなかなか楽しみでもあります。 白いまんじゅうは小屋のスタッフの手作りで、花豆が1個まるまる入ってます!

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↓↓ 楽しい楽しいオフ会の時間はあっという間に過ぎて消灯間際です。 ちょっと小屋の外に出て小屋の灯りを撮影してみました。iPhoneの1発撮りです。 男性部屋は2階左の8人部屋ともう2部屋、女性は1部屋割り当てられました。 

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↓↓ 部屋からは、おぼろ月が見えていました。 映るかな? と部屋の窓から横着撮りしてみました。

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↓↓ 夜中に何度か起きて外を見ますが雲優勢で星空はダメでした。が、明け方の3時頃にまあまあ星空が広がったので起き出して僅かな星空ですが撮影出来ました。 そのまま明るくなる尾瀬ヶ原を眺めつつ夜明けとなりました。

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↓↓ 雲が多くてダメかと思いましたが、急速に焼け始めて燧ヶ岳の上空だけが派手に色づいてくれました。しかも刻々と焼け具合が変わってなかなか楽しめました。

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↓↓ そして、薄雲の中から日の出です! 透過光に照らされたヤマドリゼンマイが綺麗です! このあとは雲に阻まれてなかなかすっきりとは晴れてくれませんでした。

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↓↓ 蜘蛛の巣と燧ヶ岳。 もう少し朝露があると良かったかな?

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↓↓ 朝食のあとはみなさんでコーヒータイム。 早朝は訪れる客も少ないのでのんびりと過ごせます。

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↓↓ 竜宮十字路~ヨッピの間はヤマドリゼンマイが多いので黄葉が見事なのですが今年はまだ少し早かったようです。

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↓↓ 湿原の低木は少しずつ秋色になって来ていました。

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↓↓ ヤマウルシはいち早く紅葉しますが、どうも今年はチリチリしてます。

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↓↓ 曇り空でなければいい感じだったでしょうね~ 

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↓↓ ミヤマアキノキリンソウ。 秋の花の主役のエゾリンドウのボケは贅沢でしょうか?

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↓↓ 元気な足取りで先頭を歩く和風さん。 尾瀬パワーをいっぱい吸い込んできっと完治も早いでしょう(^-^)/

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初秋の尾瀬&尾瀬オフ会 【1】 ~尾瀬沼編~ [尾瀬]

 9月10日~11日は毎年恒例の尾瀬オフ会でした。 オフ会は龍宮小屋をお借りして行われますが、入山ルートや下山ルートはお任せとなっています。 殆どの方は鳩待峠から入ったのですが、僕は尾瀬沼で始まった再整備の現状を確認したかったので大清水から入りました。入った時間が10時過ぎだったのであまりゆっくりは出来ませんが、やはり自分の目でその惨状を見たいので頑張って歩きました。その現場は長年通っている我々には哀しいくらいに酷い有様でした。そのあたりの様子は写真を交えて記載しました。

 尾瀬はすっかり初秋で草紅葉が始まってますが、今年は暖冬少雪の影響かいくぶん遅い感じです。 花もめっきり少なくなり、目立つのはやはりエゾリンドウですね、ウメバチソウや、ミヤマアキノキリンソウ、ゴマナなどが主役という感じでした。花の方はまたのちほどまとめてアップしたいと思います。

 今回のオフ会は二手に分かれるような形になりましたが、最終日には合流したりしてとても楽しいオフ会となりました。参加の皆さんお疲れ様でした(^-^)/

【機材: K-5IIs SIGMA 17-70㎜F2.8-4 DC MACRO HSM/Nikon P510/W60/iPhone6】

↓↓ 時短のため大清水からシャトルタクシーを使いました。一ノ瀬から少し歩くと現れる緑のトンネル。好きな場所の一つです。

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↓↓ 三平峠の尾瀬沼側に少し下ったところからの展望。 いいですね~!

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↓↓ 三平下の波打ち際から沼越しの燧ヶ岳は均整がとれていてカッコイイです!

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↓↓ 元長蔵のいつものベンチからの展望。雲がいい感じだったので縦構図で撮影してみました。

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↓↓ 元長蔵のベンチ。いつもの風景にホッとしますが、このあたりも再整備で変わってしまうようです。

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↓↓ 三本カラマツ側からの風景。 伐採されたカラマツ林の部分が無いのがよく分かります。今後、湖畔沿いの遊歩道が作られると低い木々も伐採されてしまい、もうこの風景は見れないかもしれません。 今回尾瀬沼経由にしたのは長年見てきた風景を変わってしまう前に写真で残しておきたかったという理由もありました。

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↓↓ 丘からの三本カラマツ。湿原はもう少し色づいているかと思いましたが、日差しが強いせいもあり薄く見えますが、草紅葉はまだまだのようですね。歩いている人はとても少なかったです。

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↓↓ エゾリンドウが見頃です。 この花を見ると尾瀬のシーズン終了間近だと感じてしまいますね。

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↓↓ ヤナギランの果穂が風で飛び散ってました。 本家?ヤナギランの丘では激減してますが元長蔵の広場のは増殖しています。

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↓↓ 小さな秋みーつけた! ツタウルシの幼苗ですね、この植物はヤマウルシなどよりも数倍強いかぶれ成分があるのでむやみに触らないようにした方がいいです。

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↓↓ ビジターセンター横にあったカラマツの林が伐採されしまいました。 ここを整地して新しいビジターセンターを建てるためです。カラマツ自体は人工林ですが、半世紀近くもこの場所で育ち、多くの昆虫や動物たちの住処となりすでに尾瀬の一部だったのが1日で無くなってしまいました。 枝一本、枯れ葉一枚採ってはいけないと環境省みずから定めた「特別保護区」のはずが身内の箱物施設を作るためなら簡単に伐採してまうという役所論理には甚だ憤りを感じます! この写真はヒュッテ側から見た写真です。

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↓↓ こちらは、ビジター前側から見た写真です。すっぽりと無くなってしまったカラマツ林は、季節の移ろいを感じるとてもいい林でしたがもうありません。 多くの小動物を追い出してまて作った新ビジターセンターはきっと呪われることでしょう~(^^;)

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↓↓ そして、長蔵小屋別館入り口の大きなダケカンバも切られてしまいました。 小屋のblogによると何の相談もなくいきなり切られたといことですから堪ったものではありませんね! この広場に資材を搬入するのにヘリを使いますがそれに邪魔だということらしいですが、酷すぎます! 建物工事が始まると資材だらけになるのでしょうね。 

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↓↓ ビジターの右前、大江湿原寄りのこの場所。以前はベンチがあり見通しがあったそうですが、いまはほとんど整備されてなかったのですが、ここに展望テラスを作り、湿原沿いに遊歩道を元長蔵のベンチあたりまで作るそうです。ということは湿原沿いの木々も伐採されるということでしょう。チシマザクラと燧ヶ岳の眺めがいい場所でしたが、それももう見れなくなるかもしれません・・・

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↓↓ ビジターセンターにおいてある計画図です。いいように説明されているのが役所らしいですね。 これを良く見るとキャンプ場にも遊歩道を整備と記載されてます。そんなところに遊歩道なんか作られたら、テントをじろじろ見られることになり折角静かで落ち着けるテントサイトが台無しになるでしょう。

 また、今のビジターの場所には広いテラスを作るようです。以前の新聞記事には屋根付きにして急な雷雨などの避難場所という事も書かれたましたがこのイラストにはその記載が無いので単なるテラスなのか? いづれにしましても、この再整備で観光客を増やすという目的もあるようですが、こんなことで人が集まるとは思えません。 問題は交通の便の悪い檜枝岐村にあるのです。 さらに大義名分となっている復興支援の意味もあるようですが、そのために自然を破壊していいわけがありません。 再整備を推し進めた檜枝岐村と環境省の罪は大変大きいでしょう。 渋々了承した尾瀬関係者は大きな声では言えないので、代理で書かせていただきました(^^;) それにしても尾瀬保護財団って、名前だけの何の役にも立たない団体ですね・・・独立行政なんだからもっと反対意見を出すべきです。 気に入らないので「尾瀬友の会」やめようかな・・・

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※整備イラスト図のフルサイズ版はこちらです。クリックして大きくしてご覧ください。

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次回は、尾瀬ヶ原編です。


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